経験することでみえてくること
個人でシゴトをしていると、だれからの指示で作業をおこなうのでなく自分で考えて作業を行わなくてはいけない。この積み重ねた経験の上で、やっぱり自分はこうだよね。と思えることがあります。
・軸組検討
木造在来工法の設計において構造図,軸組図の検討はかなりの重要ポイントである。
一般住宅の場合は、最低限壁量バランスの検討だが荷重も含めた検討も望まれる。
空間構成において、どこをみせてどこをふさぐか、柱有無やさまざまな取り合い。
電気や設備の配線配管ルートの兼ね合いによる逃げを考慮。
詳細図や展開図や壁量チェックなど同時に考えながら詰めてゆく。
これを設計段階で十分検討しながら他の図面に反映させてゆく。
プレカットに丸投げしてしまうと、プレカット図チェックも出来ない。
一般住宅の場合は、最低限壁量バランスの検討だが荷重も含めた検討も望まれる。
空間構成において、どこをみせてどこをふさぐか、柱有無やさまざまな取り合い。
電気や設備の配線配管ルートの兼ね合いによる逃げを考慮。
詳細図や展開図や壁量チェックなど同時に考えながら詰めてゆく。
これを設計段階で十分検討しながら他の図面に反映させてゆく。
プレカットに丸投げしてしまうと、プレカット図チェックも出来ない。
・見積精査作業
工務店からあがってきた見積書の精査は設計事務所の業務で最も大事なシゴトのひとつ。
図面を元に出た見積だけど、設計の意図を持った目で再確認しておかないと相違が出てしまう。
概算見積からこれまで何度か詰めてきたのだがさらに、ここからVE案を絞り出すのがなかなか大変な作業となる。
依頼者の要望や予算は大前提である中それでも、こちらの思いも入れつつより良い方向を探りながらの
地道な作業です。
図面を元に出た見積だけど、設計の意図を持った目で再確認しておかないと相違が出てしまう。
概算見積からこれまで何度か詰めてきたのだがさらに、ここからVE案を絞り出すのがなかなか大変な作業となる。
依頼者の要望や予算は大前提である中それでも、こちらの思いも入れつつより良い方向を探りながらの
地道な作業です。
・客観的な立場で
工事費が決定して請負契約を交わし、現場が始まる。
ここからの現場監理が設計事務所の仕事としては重要。
現場が進む中で出てくる問題点や変更事項を一つ一つ解決してゆく必要がある。
施工側の意見、依頼者の要望をきちんと受け入れて良い方向に導くのが大事な仕事なのだ。
材料や機器選定などで、依頼者の要望とはいえ追加項目が出る場合も多いが、その時は他の部分の減額案を提案するようにしている。
それを依頼者の理解の上進めてゆきます。
設計事務所が入ることにより“客観的な立場”で監理することになるから、特に工事費の調整はマメに行うのだ。
これが、自社設計施工会社やハウスメーカーなどは「追加工事は大歓迎」だったりする。
「ちいさく契約して大きく育てる!」というヤツだね。
ここからの現場監理が設計事務所の仕事としては重要。
現場が進む中で出てくる問題点や変更事項を一つ一つ解決してゆく必要がある。
施工側の意見、依頼者の要望をきちんと受け入れて良い方向に導くのが大事な仕事なのだ。
材料や機器選定などで、依頼者の要望とはいえ追加項目が出る場合も多いが、その時は他の部分の減額案を提案するようにしている。
それを依頼者の理解の上進めてゆきます。
設計事務所が入ることにより“客観的な立場”で監理することになるから、特に工事費の調整はマメに行うのだ。
これが、自社設計施工会社やハウスメーカーなどは「追加工事は大歓迎」だったりする。
「ちいさく契約して大きく育てる!」というヤツだね。
・『心配性』であること
ボクは普段もそうだが、特に現場が始まるとかなりの『心配性』になる。
イエ造りには様々な工程に様々な業種の方が絡んで進めてゆく必要があり、ひとつひとつきちんとこなさなければ時に悪い方向に行ってしまう場合がある。
こういう『足し算的』な作業は地道に間違えの無いよう進める必要があり、
スケジュールをたててどの時点に何を検討すべきかをチェックしてひとつづつクリアして行くのだ。
そうは言ってもイエづくりはじぶんひとりで行っているわけではないので確認抜けやミスは出るものです。
その時は迅速に対応を検討相談してクリアしてゆかねばならない。。
でもね、こういう『心配性』な考えが根底にあるからこそ、最終的には『楽観的』な判断が出来るのだと思うのですよ。
しかしながら現実は、皆が同じ足並みでスムーズに動いてくれるかというとそうでないことが多く大変なのです。
イエ造りには様々な工程に様々な業種の方が絡んで進めてゆく必要があり、ひとつひとつきちんとこなさなければ時に悪い方向に行ってしまう場合がある。
こういう『足し算的』な作業は地道に間違えの無いよう進める必要があり、
スケジュールをたててどの時点に何を検討すべきかをチェックしてひとつづつクリアして行くのだ。
そうは言ってもイエづくりはじぶんひとりで行っているわけではないので確認抜けやミスは出るものです。
その時は迅速に対応を検討相談してクリアしてゆかねばならない。。
でもね、こういう『心配性』な考えが根底にあるからこそ、最終的には『楽観的』な判断が出来るのだと思うのですよ。
しかしながら現実は、皆が同じ足並みでスムーズに動いてくれるかというとそうでないことが多く大変なのです。
・どうやったら出来るか考える
建築工事には大きく分けて「建築主体工事,電気工事,給排水設備工事」が関わる。
どの工事もきちんとした連携で進められるのが理想なのだが、なかなかそうも行かないのが現実。
空間の構成や納まりなど理解しないで、自分の関わる配線や配管ルートを「後々何かあったらイヤなので出来ません」という理由で変更されたり、そんなこと言いつつ柱や梁に平気に貫通穴あけようとしたり、全くもって矛盾しているのだ。
後々何かあったらイヤという考えはもちろん大事なことなのだが、こちらもメンテナンスのことを考慮しつつもすっきりと納める部分はこだわりたいのだ。
だからこそ、問題が見えたときは各業種集めて現場で解決策を練る必要がある。例えば配管が納まらなければ、壁や天井ふところをふかすとか、別ルートを検討するとか、点検口を設けるとか、いろんな方法があると思う。
「出来ない」というネガティブベースで考えるのではなく「どうやったら出来るか」というポジティブベースで物事を考えると必ず解決策は見えてくるものなのだ。
どの工事もきちんとした連携で進められるのが理想なのだが、なかなかそうも行かないのが現実。
空間の構成や納まりなど理解しないで、自分の関わる配線や配管ルートを「後々何かあったらイヤなので出来ません」という理由で変更されたり、そんなこと言いつつ柱や梁に平気に貫通穴あけようとしたり、全くもって矛盾しているのだ。
後々何かあったらイヤという考えはもちろん大事なことなのだが、こちらもメンテナンスのことを考慮しつつもすっきりと納める部分はこだわりたいのだ。
だからこそ、問題が見えたときは各業種集めて現場で解決策を練る必要がある。例えば配管が納まらなければ、壁や天井ふところをふかすとか、別ルートを検討するとか、点検口を設けるとか、いろんな方法があると思う。
「出来ない」というネガティブベースで考えるのではなく「どうやったら出来るか」というポジティブベースで物事を考えると必ず解決策は見えてくるものなのだ。