経験することでみえてくること(~その2~)
個人でシゴトをしていると、だれからの指示で作業をおこなうのでなく自分で考えて作業を行わなくてはいけない。この積み重ねた経験の上で、やっぱり自分はこうだよね。と思えることがあります。
・比較されても
相談があり、それが依頼に結びつくかはその時々の流れによって決まる。
ボクのところのみに相談に来られた方や“設計事務所に依頼したいことに決めている方”にはほぼ依頼されて来ました。
しかし他にも並行して相談中の方に来られた場合は大抵うまく行かない。
他の相談相手がハウスメーカーだった場合は特にうまくゆかない。
彼らは組織力を生かしてあらゆる手段で仕事を取りにゆきます。なかなか太刀打ちできません。
そもそも「設計事務所」と「ハウスメーカー」は同じ天秤上での比較対象にはならないのです。
「セールス面」「サービス面」「補償面」「組織母体規模」等どれをとっても全然違う。
ボクはメーカーとはちがう価値観で仕事しているので、そのことを理解していただかないと難しいのです。
ボクのところのみに相談に来られた方や“設計事務所に依頼したいことに決めている方”にはほぼ依頼されて来ました。
しかし他にも並行して相談中の方に来られた場合は大抵うまく行かない。
他の相談相手がハウスメーカーだった場合は特にうまくゆかない。
彼らは組織力を生かしてあらゆる手段で仕事を取りにゆきます。なかなか太刀打ちできません。
そもそも「設計事務所」と「ハウスメーカー」は同じ天秤上での比較対象にはならないのです。
「セールス面」「サービス面」「補償面」「組織母体規模」等どれをとっても全然違う。
ボクはメーカーとはちがう価値観で仕事しているので、そのことを理解していただかないと難しいのです。
・設計の仕事にご理解を
幾度か経験あるのだが、相談者からまだ何も決まっていない段階で軽い感じで「だいたい幾らで出来るがいね?」と言われる。
メーカーのようにベースプランがあってすぐ概算出せることと同等に考えられていると思う。
金額示すためには最低限の図面が整わないとなんとも言えない。
それを整えるのも設計の仕事であるし、何よりも「考える」ということが重要な仕事です。
そういう方になにも無い段階でどんぶり勘定で下手な金額を伝えると、それが独り歩きする。
ですので、過去の事例を示してヴォリューム,仕様など説明してこういう感じでこのくらいと示すが、当然日々仕様や材料費も変化しているので下手な金額は示すことは危険です。
メーカーのようにベースプランがあってすぐ概算出せることと同等に考えられていると思う。
金額示すためには最低限の図面が整わないとなんとも言えない。
それを整えるのも設計の仕事であるし、何よりも「考える」ということが重要な仕事です。
そういう方になにも無い段階でどんぶり勘定で下手な金額を伝えると、それが独り歩きする。
ですので、過去の事例を示してヴォリューム,仕様など説明してこういう感じでこのくらいと示すが、当然日々仕様や材料費も変化しているので下手な金額は示すことは危険です。
・生活のにおい
建物が完成したては一番新しくて綺麗だが、その時点が美しさのピークというイエは造りたくない。
建物の価値は、住まい手がその身を空間において共に時間を過ごしてから本当の判断が出来ると思う。
そのため、建物の下地から仕上げに及ぶ各おさまりや材料選定などは経年変化の想定のもと慎重に検討しなければいけない。
もちろん住まい手の生活感を考慮しながら設計施工を行うのだが、実際住まわれてからは時間の経過と共に住まい手の『生活のにおい』がしみこんでくるのであり、それが設計側の理想と方向性が変わってきたとしても住まい手がいかに楽しく時間を過ごせているかが大切なことだと思う。
そういうイエは歳を重ねるごとにいいあんばいに熟してくるのです。
建物の価値は、住まい手がその身を空間において共に時間を過ごしてから本当の判断が出来ると思う。
そのため、建物の下地から仕上げに及ぶ各おさまりや材料選定などは経年変化の想定のもと慎重に検討しなければいけない。
もちろん住まい手の生活感を考慮しながら設計施工を行うのだが、実際住まわれてからは時間の経過と共に住まい手の『生活のにおい』がしみこんでくるのであり、それが設計側の理想と方向性が変わってきたとしても住まい手がいかに楽しく時間を過ごせているかが大切なことだと思う。
そういうイエは歳を重ねるごとにいいあんばいに熟してくるのです。
・プレゼン
住宅を計画する時、一番最初のプレゼン時には『フリーハンドの図面+手書きのパース』を提示する。
最初はいかにイメージをつかむかが大切であり、依頼者を引き込み『自分イロ』に染めながらより良い方向へ進みたいのだ。
なので、あえて手書きのラフなカンジのものを提示する。最初にあんまりリアル(カラー図面やCGなど)なものを出しすぎるとそのイメージが固まってしまうおそれがあるのです。
しかしながら、逆にそのラフさが全く伝わらない方もいることも事実なのだ。モケイを造ったりしながらも根気強く説明してゆく必要がある。
ちなみに、以前関わった物件のご主人から「どんな空間になるかなーん教えてもらわなかったし。こんな空間になるのか。」と工事完了した時に言われた時があった。
現場打合せにも同席され、図面やパース,スケッチ提示もちろんモケイも造ったし、仕上げ材などは多数のサンプル出しをしながら一緒に検討したのだが。
根本的にイエづくりに興味を持たない方もおられるのだから難しいところだ。そういう点ではメーカーのモデルルームにはかなわないのだ。
最初はいかにイメージをつかむかが大切であり、依頼者を引き込み『自分イロ』に染めながらより良い方向へ進みたいのだ。
なので、あえて手書きのラフなカンジのものを提示する。最初にあんまりリアル(カラー図面やCGなど)なものを出しすぎるとそのイメージが固まってしまうおそれがあるのです。
しかしながら、逆にそのラフさが全く伝わらない方もいることも事実なのだ。モケイを造ったりしながらも根気強く説明してゆく必要がある。
ちなみに、以前関わった物件のご主人から「どんな空間になるかなーん教えてもらわなかったし。こんな空間になるのか。」と工事完了した時に言われた時があった。
現場打合せにも同席され、図面やパース,スケッチ提示もちろんモケイも造ったし、仕上げ材などは多数のサンプル出しをしながら一緒に検討したのだが。
根本的にイエづくりに興味を持たない方もおられるのだから難しいところだ。そういう点ではメーカーのモデルルームにはかなわないのだ。